院長のコラムColumn

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「ヘルパンギーナ」にかかったら!!

どんな病気なの?

乳幼児の間で流行する夏カゼの一種で、主にウイルスの飛沫感染によって感染します。
症状としては、突然の発熱(38~40℃)がみられ、のどの奥に小さな水疱ができます。ひどい時には、つばも飲み込めない程の痛みを感じます。
3日前後で熱が下がり、一週間程度で回復します。

おうちで気をつけることはなあに?

のどの痛みで食欲がなくなるので、噛まずに飲み込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、豆腐、グラタンなどがよいでしょう。
脱水症状にならないよう、十分水分を摂るようにしましょう。ただし、オレンジジュースやすっぱいものはしみるので牛乳や麦茶、みそ汁、ポタージュスープなどがよいでしょう。

どんな治療をするの?

熱が出たら解熱剤を使ったり、のどが痛い時は痛みを抑える薬を処方します。まれに髄膜炎、脳炎を合併することがあるので、頭痛や嘔吐、高熱が続く場合には受診しましょう。

入浴はどうなの?

高熱(38℃以上)がある時は、お風呂もシャワーも控えましょう。汗をかいたらこまめに肌着を替えたり、体を拭いてあげるとよいでしょう。
37.5℃以下で元気があるのならシャワー程度は構いません。

保育園や幼稚園、学校には行ってもいいの?

熱が下がって、口の痛みがなくなるまで休ませましょう。食欲がでて、体調が整ってから行くようにしましょう。

予防も大切だよ!!

外から帰ったら、石鹸で手を洗いましょう。
夏の暑さで体力が落ちているところにエアコンをかけっ放しで部屋を冷やしすぎたりすると、夏カゼにかかりやすくなります。エアコンの温度設定にも気をつけましょう。

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