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「突発性発疹(とっぱつせいほっしん)」ってどんな病気?

どんな症状?

生後4~5ヶ月から1歳ぐらいの赤ちゃんが、突然高い熱を出して3~4日続きます。生まれて初めての熱である事が多く、咳や鼻水はあまり出ません。熱が下がると体中に発疹が出ます。発疹が出るまでは主治医も「突発性発疹らしい」としか言えません。便がゆるくなったり、不機嫌になる事もあります。
はしかや風疹とは全然別の病気で他の子へうつす心配はありません。

どんな治療をするのかな?

突発性発疹のウイルスに効く特効薬はありません。熱が高くてぐったりしたり機嫌が悪いような時は、対症的に解熱剤を使用したりします。

家庭で気をつける事は?
高い熱

とても高い熱が続きますが、熱は体の中でウイルスと戦うために出しているものなので、心配はいりません。ですからむやみに熱さましで熱を下げようとはせず、たくさん水分をとらせ脱水状態にならないようにする事が大切です。
首・脇の下・太もものつけ根の太い血管が走っている部分を冷やすのも、解熱の効果があります。

食事

ミルク・離乳食はいつもどおりに与えてかまいません。
離乳食はおかゆ・うどん・みそ汁の上ずみ・野菜スープなどの消化の良い物を与えましょう。

入浴

高い熱・元気がない・発疹の赤みがある時期は控えましょう。
このような症状が落ちついたらかまいません。

こんな時はもう一度診察を!!

  • ひきつけを起こした時
  • 水分をあまりとらず、ぐったりして元気がない時

心配な時は昼間のうちに
早めに受診して下さい。

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