院長のコラムColumn

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プール熱(咽頭結膜熱)

どんな病気なの?
夏にプールを介して感染することがみられるため、“プール熱”と言われています(プールに入らなくても感染します)。 原因であるアデノウイルス自体には季節性がなく、最近では夏季以外にも流行がみられるようになりました。
症状は39~40℃の高熱が4~5日続き、のどの痛みが強く、目が赤くなります。さらに、頭痛・吐き気・下痢・目やにを伴うこともあります 。
どのように予防すればいいの?
予防の基本は、手洗いです。
プールを介して感染することが多いため、タオルは共用しないようにしましょう。また、プールで泳ぐ前後のシャワーや洗眼を忘れずにしましょう。
どのようなものを食べればいいの?
高熱があり、のどが痛くて食欲がない時には、プリンやゼリー、アイスクリーム、とうふ、冷めたおじやなど、のどごしの良いものを与えましょう。
また、脱水にならないためにも水分補給は大切です。番茶や経口補水液、冷めたスープなどを少しずつ頻回に与えましょう。
どのような治療をするの?
症状に応じて、解熱剤やのどの痛みを抑えるお薬、目薬などで治療します。
高熱があっても元気がある時は、わきの下や、太もものつけ根、首など太い血管の部位を冷やして様子をみましょう。
高熱があり、ぐったりしていて辛そうな時には、解熱剤を使ってもかまいません。
高熱やのどの痛みが強くて水分がとれない場合には、点滴で水分を補給することもあります。
保育所・幼稚園・学校にはいつからいっていいの?
主な症状が消えた後2日を経過するまでは、おうちにいましょう。
お風呂は入っていいの?
高熱がある時や元気がない時はお風呂を控えましょう。

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